勤務医の「真の」時給メーター|当直明けまで数えて実質時給を出す

勤務医の「真の」時給メーター

病院が提示する時給と、拘束時間で割り戻した時給を並べます。

当直明け

当直の時間を数えても、その後の日勤を数えなければ実質時給は高く出ます。当直明けにそのまま勤務すれば、拘束は連続36時間になります。このメーターはその時間を必ず計上します。

1 ── 収入と属性


40歳以上は健康保険料に介護保険料が乗ります。


万円

税と社会保険料を引く前の支給総額。手取りは自動で試算します。

2 ── 契約上の勤務


時間/週

就業規則で定められた時間。実態ではなく契約値を入れてください。


日/週

完全週休2日なら2。日曜だけなら1。土曜が半日なら1.5。



自由診療は祝日営業が基本です。営業を選ぶと年16日ぶん出勤日が増え、実質時給が下がります。


日/年

国民の祝日は年16日。振替休日が付く年は増えます。「祝日も営業」を選んだ場合は計算に入りません。


日/年


日/年

付与日数ではなく、実際に取れている日数。

年間休日130 日
年間の出勤日数235 日
3 ── 数えられていない時間


時間/週

時間内に終わらず、手当なしで処理している時間。


時間/週

出勤前の準備、カルテ記載、症例のまとめ。毎週発生する分。


日/年

参加と発表準備で潰れた日数を年単位で入れてください。移動日も1日として数えます。


日/年

出張扱いまたは特別休暇で参加が認められる日数。制度がない場合は0。有給を使って参加している日はここに含めません。


時間/日

会場滞在に移動を足した時間。遠方開催なら10時間を超えます。


分/日

通勤は労働時間ではないため、拘束時間だけに算入します。


時間/週

呼び出しに備えて自由に動けない時間。

4 ── 当直


回/月

夜間帯に泊まる勤務。日直は次の欄で分けて入れます。


時間/回

夕方から翌朝までなら16時間前後になります。


時間/回

帰宅できる場合は0。日勤が丸1日続くなら8。ここが実質時給を最も動かします。

5 ── 日直


回/月

土曜や休日の日中だけ入る勤務。毎週土曜なら4回。


時間/回

土曜の半日日直なら4時間から6時間。日中で終わるため、明けの勤務は発生しません。

6 ── 外勤・バイト


回/月

やっていない場合は0。週1回の定期外勤なら4回。


時間/回

移動を含めた時間を入れると実態に近づきます。


円/回

実際に提示されている額。ここから外勤の時給を逆算します。

送信ボタンはありません。入力するたびに結果は自動で更新されています。

※ 左は例として入力済みの値です。書き換えると即座に再計算します。

常勤と外勤を合わせた実質時給(手取り ÷ 拘束時間)

2,728円/時

常勤の契約上の時給は 7,447 円/時。
実際には 63% 目減りし、差は 4,719 円/時です。

この数字をどう読むかは、勤務先の条件によって変わります。同じ診療科の医師がどう動いたかを聞くのが一番早い確認方法です。

更新前のお知らせを受け取る

契約時間だけで割った時給
(病院が提示する数字)

7,447
額面 ÷ 契約労働時間
労働時間で割った時給
(当直・当直明け・日直を算入)

3,968
額面 ÷ 労働時間
拘束時間で割った時給
(通勤と待機も算入)

3,586
額面 ÷ 拘束時間

1年の時間の使われ方

契約に入っているのは左端の1本だけです。

契約労働時間1,880 h
手当なしの残業235 h
準備・記録141 h
学会・研究会48 h
当直768 h
当直明けの勤務384 h
日直72 h
通勤235 h
オンコール待機141 h

外勤を入れると平均時給はどう動くか

常勤は時間が増えるほど時給が下がります。外勤は時間と報酬が対応するため、平均を引き上げるか押し下げるかが分かれます。

常勤だけの実質時給(額面 ÷ 拘束時間) 3,586 円/時
外勤の時給(報酬 ÷ 拘束時間) 10,000 円/時
外勤の年収 3,840,000 円
外勤の年間拘束時間 384 時間
外勤を含めた実質時給 4,160 円/時

時間外労働と上限規制

2024年4月から、医師の時間外・休日労働に年間の上限が入りました。通勤と待機は労働時間から外して計算しています。

960
A水準
1860
B・C水準

0 h1,983 h

時間外が全額支払われていた場合の年収

手当が出ていない時間に、労働基準法の割増賃金をあてはめた場合の金額です。月60時間相当(年720時間)までは25%増、それを超える分は50%増で計算しています。

手当なしの残業 235 時間
準備・記録 141 時間
学会のうち自腹の分 32 時間
手当が出ていない時間 408 時間/年
割増賃金の算定基礎となる時給 7,447 円/時
支払われていない賃金 3,797,970 円/年
本来の常勤年収 17,797,970 円

計算の内訳

年間休日(有給を含む) 130 日
年間の出勤日数 235 日
契約労働時間 1,880 時間
常勤の労働時間(通勤と待機を除く) 3,528 時間
常勤の拘束時間 3,904 時間
外勤の拘束時間 384 時間
拘束時間の合計 4,288 時間
常勤の年収(額面) 14,000,000 円
外勤の年収(額面) 3,840,000 円
年収の合計(額面) 17,840,000 円
社会保険料 -1,774,620 円
所得税 -2,992,220 円
住民税 -1,373,538 円
手取り 11,699,622 円

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実質時給が下がる理由は、たいてい時間の側にあります

年収を上げるより、手当が出ていない時間を減らすほうが実質時給は動きます。いまの条件が相場から外れているかどうかは、自分では判断できません。非常勤の単価を1件聞いてみるのが一番早い確認方法です。

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この試算の前提

  • 常勤の労働時間は「契約労働時間+手当なしの残業+準備記録+学会+当直+当直明けの勤務+日直」で集計しています。
  • 拘束時間は労働時間に通勤とオンコール待機を足したものです。通勤は労働時間ではないため分けています。
  • オンコール待機が労働時間にあたるかは、呼び出し頻度と拘束の強さで判断が分かれます。ここでは労働時間に入れていません。
  • 学会は年間の日数で入力します。学会休暇または出張扱いで行ける日は給与が出ているため、未払い賃金の計算からは外しています。有給を使って参加した日は自腹の側に含めてください。
  • 日直は日中で完結する勤務として扱い、明けの勤務は発生しない前提にしています。当直と日直が連続する勤務形態の場合は、当直の拘束時間に足してください。
  • 外勤の報酬は給与所得として常勤と合算し、そのうえで税と社会保険料を試算しています。業務委託契約で受けている場合は課税の扱いが変わります。
  • 未払い賃金は「手当が出ていない時間 × 契約上の時給 × 割増率」で計算しています。割増率は年720時間までを25%、超過分を50%としました。深夜割増と休日割増は反映していません。実際の請求では算定基礎に含める手当の範囲が争点になります。
  • 年間休日は「週の休み×52+祝日+夏季年末年始+有給」で積み上げています。「祝日も営業」を選ぶと祝日の日数は休日から外れ、出勤日数が増えます。
  • 祝日が土日と重なる場合の振替休日は計算に入れていません。実際の休日数は年によって前後します。
  • 当直と日直が休日に入る場合、その日は休日と出勤日の両方に数えられる可能性があります。厳密に合わせたい場合は、休日数から当直・日直の回数ぶんを引いてください。
  • 週数は「出勤日数 ÷ 5」で換算しています。
  • 手取りは簡易試算です。給与所得控除、基礎控除、社会保険料控除のみを見ており、扶養控除、住宅ローン控除、医療費控除は反映していません。
  • 社会保険料は協会けんぽの料率と厚生年金の上限をもとにした概算です。健康保険組合の独自料率は反映していません。
  • 上限規制の水準(A水準960時間、B水準とC水準1860時間)は勤務先の指定によって変わります。自分がどの水準か把握していない場合は勤務先に確認してください。

作りかけの部分

  • 同年代との比較はまだ入れていません。出典を確定してから足します。
  • 結果の共有(画像の書き出し)は未実装です。

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