医師は、日常的に「教えて」いる職業です。患者への説明、後輩の指導、学生講義。その教える力を録画して販売できるのが動画講座であり、一度作れば売れ続ける、資産型副業の代表格です。
この記事では、医師が動画講座を作る方法を、販売形態・テーマ・制作・価格・注意点の順で解説します。
なお、この記事は一般的な情報提供です。プラットフォームの手数料・規約は変更されるため、最新条件を確認してください。
販売形態は2つ — プラットフォームか、自社販売か
プラットフォーム型(Udemyなど)
Udemyに代表される講座マーケットに出品する形です。集客をプラットフォームが担ってくれるため、フォロワーゼロでも売れる可能性があるのが最大の利点。一方、手数料と頻繁なセール(大幅割引)で、1本あたりの実入りは小さくなりがちです。
自社販売(note・自サイト・オンラインサロン等)
自分の発信で集客し、noteの有料コンテンツや決済ツールで直接売る形です。手数料が低く価格決定権も自分にありますが、売れるかどうかは自分の集客力(SNS発信)次第です。
定石は、プラットフォームで実績とレビューを作り、ファンがついたら自社販売の高単価講座へという二段構えです。
売れるテーマの選び方
医師の講座テーマは、大きく3方向あります。
- 医療者向けの専門スキル: エコー手技、心電図の読み方、抗菌薬の使い方、学会発表・論文の書き方。「明日の臨床で使える」ものは強く、単価も高くできます
- 医学生・受験生向け: 国試対策、CBT、医学部受験。市場が明確で、毎年新しい受講者が生まれ続けます
- 一般向けの健康・キャリア・お金: 裾野は広いものの競合も多く、医師の肩書き+絞った切り口(例: 「医師が教える健診結果の読み方」)が必要です
共通の判断基準は、「その説明を、これまで何十回も口頭でしてきたか」。繰り返し説明してきた内容は、需要と説明の質が実証済みのテーマです。
制作5ステップ — 完璧主義を捨てる
- カリキュラム設計: 受講後に「何ができるようになるか」を1行で決め、逆算して10〜20本のレッスンに割ります
- スライド+音声で録る: 顔出しは必須ではありません。スライド画面収録+マイク音声で、十分商品になります
- 1本5〜10分で短く: 長い動画は作る側も見る側も挫折します
- 最小構成で出す: 全部を作り込む前にまず出し、受講者の質問・レビューで改訂するほうが速く良くなります
- 定期的に更新する: 医療情報は鮮度が命です。ガイドライン改訂に合わせた更新は、講座の信頼と売上の両方を守ります
価格と収益の現実
相場感として、プラットフォームでは数千円(セール時は千円台)、自社販売の専門講座なら数千円〜数万円、体系的なプログラムなら10万円超も成立します。
収益の現実は、「爆発はしないが、積み上がる」です。月数千円〜数万円から始まり、講座数とレビューの蓄積で伸びていきます。そして講座はKindle・セミナー登壇と素材を相互流用できるため、1つのコンテンツを3つの形で売る設計が最も効率的です。収入は雑所得・事業所得として申告します(副業経費参照)。
医療情報を扱う際の注意
- 正確性と根拠: 出典(ガイドライン・文献)を示し、私見と区別する。誤った医学情報の販売は、信頼と職業生命に関わります
- 対象者の明示: 医療者向けか一般向けかを明確にし、一般向けでは診断・治療の代替にならない旨を明記します
- 症例・画像の権利: 患者データは同意と匿名化、教科書図表は著作権の確認が必須です
- 就業規則: 収益活動としての可否を所属先に確認しておきましょう
まとめ
動画講座は、医師の「教える力」を録画して資産化する副業です。プラットフォームで実績を作り自社販売へ、テーマは「何十回も口頭で説明してきたこと」から、制作は最小構成で出して改訂——この型で始められます。
正確性・対象者の明示・権利・就業規則の4点を守れば、講座は本業の知識をそのまま長期の収入に変えてくれます。副業全体の設計は医師の副業まとめで整理しています。
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