このツールが計算していること
当直の回数、退勤の時刻、眠れている時間。ふつうの1週間を入力すると、疲労度を100点満点で表示します。あわせて、あなたの月間の時間外労働が過労死ラインの何%にあたるかを計算します。
点数は目安です。本当に見ていただきたいのは、その下に出る月間の時間外のほうです。労働時間は、このツールが扱う数字のなかで唯一、法的な基準がはっきりしているものだからです。
疲労度は次の5つに分けて配点しています。
- 労働時間 30点 … 拘束時間、週の勤務日数、持ち帰り仕事
- 当直・オンコール 25点 … 回数、当直中に眠れるか、当直明けに帰れるか
- 睡眠 25点 … 睡眠時間、中途覚醒、起床時の疲労感、意図しない居眠り
- 通勤 10点 … 往復の時間と手段
- 家庭の負荷 − 回復の機会 10点 … 育児や介護と、完全に休める日があるか
合計点で健全・注意・危険水域・過労レッドゾーンの4段階を判定します。ただし時間外が過労死ラインの水準に達している場合は、合計点が低くても判定を重くします。5軸の合計は、労働時間だけが極端でも他が低ければ低く出るためです。
宿日直許可がある当直をどう扱うか
このツールの設計で一番迷ったところです。結論として、法的な労働時間と、生理的な疲労を分けて扱っています。
宿日直許可がある当直は、労働基準法上の労働時間に算入しません。ですから月間の時間外の計算には入れていません。一方で疲労スコアのほうは、許可の有無に関わらず当直の負荷を満額で計上しています。許可があっても、呼び出されて眠れなければ疲労はするからです。
許可の有無が分からない方は「わからない」を選んでください。両方の場合を計算して、幅で表示します。
待機の多い勤務をどう扱うか
同じ拘束8時間でも、外来を60人診るのと、待機がほとんどのオンライン診療とでは疲労がまるで違います。そこで、受け持ち患者数や1日の診療件数から業務の密度を判定し、疲労スコアの労働時間の軸を補正しています。
ただし月間の時間外と過労死ライン比は補正していません。待っているだけの時間(手待ち時間)も、使用者の指揮命令下にある限り労働基準法上の労働時間だからです。疲労は軽くても、法的な労働時間としては満額で計上されます。
入力内容は送信していません
勤務時間、睡眠、家族構成、計算結果は、いっさいサーバーへ送信していません。計算はすべて、お使いのブラウザの中だけで完結します。
そのため、このツールには結果を保存する仕組みがありません。ページを離れると入力内容は消えます。結果は印刷かPDFで保存してください。3か月後にもう一度測って比べるときに使えます。
これは診断ではありません
本ツールはセルフチェックであり、医学的な診断ではありません。運営者は医師ですが、個別の健康相談には応じられません。体調に不安があるときは、点数に関わらず産業医か医療機関へご相談ください。
当直は1回を16時間として計算しています。実際は施設によって15時間から17時間の幅があります。年代による回復力や診療科の負荷は、一般的な理解にもとづく補正であり、特定の研究値を引いたものではありません。