プリンターの互換インク6商品を比較|対応機種と純正との違い

プリンターの互換インク6商品を比較|対応機種と純正との違い 楽天比較

※本記事には楽天アフィリエイトによる商品リンクが含まれます。

年賀状を刷ろうとした夜に、インクが切れた

12月28日の夜でした。家族の写真を入れた年賀状を刷り始めて、3枚目でマゼンタが切れました。翌朝に純正の6色パックをレジへ出すと、7,000円近い金額になりました。年賀状100枚のために払う額としては、用紙より高い出費です。

本体は1万円台で買えます。ところがインクは年に2回か3回替えます。5年使えばインク代の合計が本体価格を超えます。

そこで互換インクを検討することになります。ただ、この選択には正直に書いておくべき欠点があります。本体メーカーは純正品以外の使用を想定しておらず、互換インクが原因と判断された不具合は保証修理の対象外になる場合があります。インクの性状が純正と同じとは限らず、ヘッドの目詰まりは起きやすくなる方向に働きます。色の出方も違うことがあり、写真では肌の色や空の青に差が出ます。安いという理由だけで勧められる商品ではありません。

それでも互換インクが選ばれるのは、印刷内容によっては差が問題にならないからです。学会資料の下刷り・確定申告の控え・学校のプリントなら、色の差は実務でほとんど気になりません。この記事では楽天市場で売れている互換インク6商品を、対応メーカーと型番の違いを軸に比較します。

この記事が向いていない人

先に、読まなくていい人を書いておきます。

1つ目は、保証期間中の新しいプリンターを使っている人です。買って1年以内でメーカー保証が生きているなら、その間は純正を使う判断が合理的です。互換インクで浮くのは数千円ですが、ヘッド交換の修理費は本体価格に近づきます。

2つ目は、写真の色を純正の基準で合わせたい人です。作品としてプリントする場合や、印刷物の色を毎回そろえたい場合、インクを替えた時点で基準が動きます。

3つ目は、印刷が年に数回しかない人です。使わない期間が長いほどヘッドは目詰まりします。詰まればクリーニングでインクを消費し、復旧しなければ修理です。この使い方では、インクの単価より本体を動かす頻度が効いてきます。

互換インクを選ぶ3つの基準

互換インクで失敗する原因は、品質の当たり外れよりも選び方にあります。私が確認している基準は3つです。

1つ目は、型番と対応機種の一致です。ここが最大の落とし穴になります。IC6CL50とIC6CL70Lは名前が近いのに別物で互換性はありません。BCI-351XLとBCI-381XLも同じキヤノン用ですが、対応する本体が違います。商品ページの対応機種一覧に自分の機種名がそのまま載っているかを、1文字ずつ照合してください。同じシリーズだから合うはずという推測で買うと、開封後は返品できず丸ごと無駄になります。

2つ目は、ICチップと購入店の保証です。多くの機種はカートリッジのICチップで残量を検知します。互換インクもチップを載せて対応しますが、本体のファームウェアが更新されると純正品ではない旨の警告が出たり、カートリッジを認識しなくなる例があります。認識不良のときに交換や返金へ応じるかという購入店の保証条件が、価格差より重要になる理由がここです。

3つ目は、6色セットか自由選択かという買い方です。インクの減り方は色ごとに偏ります。文書中心なら黒が先に切れ、写真中心ならシアンとマゼンタが早く減ります。固定セットは1回で全色そろいますが、使わない色が箱に溜まります。色を選べるタイプなら、黒を2本にして残りをカラーへ振れます。

楽天で売れている互換インク6商品の比較

商品名 対応メーカーと型番 価格目安 本数・内容 楽天レビュー
IC6CL50 エプソン用 互換インク 6色セット エプソン IC50 1,300円前後 6色セット 4.5(13,603件)
互換インク 型番が選べる8本自由選択セット エプソン・キヤノン・ブラザー用の掲載型番 1,280円前後 8本自由選択 4.55(10,992件)
LC11 ブラザー用 互換インクカートリッジ 6個自由選択 ブラザー LC11-4PK 977円前後 6個自由選択 4.59(3,533件)
IC4CL69 エプソン用 互換インク 4本自由選択 エプソン IC69 648円前後 4本自由選択 4.46(3,334件)
BCI-381XL+380XL/6MP キヤノン用 互換インク 6個選択 キヤノン BCI-381XL・BCI-380XL 2,860円前後 6個自由選択 4.79(2,549件)
インクカートリッジ福袋 2222円 中身が選べるインク福袋 3社の掲載型番から選択 2,222円前後 中身を選ぶ福袋 4.38(3,466件)

価格とレビュー件数は2026年8月時点の楽天市場の情報です。同じ型番でも店舗により価格と送料条件が変わります。購入前に商品ページで対応機種と在庫を確認してください。

6商品を1つずつ見ていく

IC6CL50 エプソン用 互換インク 6色セット

レビュー13,603件という数字が、この型番の需要を物語っています。エプソンのIC50が採用された複合機は、今も現役で動いています。

良いところは、対応機種が商品ページに列挙されている点です。EP-703A・EP-802A・EP-803A・EP-804A・EP-901A・PM-A820・PM-A840・PM-G4500・PM-T960を含む一覧が掲載され、自分の機種があるかの判断が早く済みます。ICBK50・ICC50・ICM50・ICY50・ICLC50・ICLM50の6色がそろって1,300円前後で、残量表示のICチップが付いています。

気になるところは、6色固定セットである点です。黒だけ早く切れる使い方だと、カラー5色が箱に残ります。レビュー平均4.5は中位で、かすれや認識に関する声も一定数あると見ておくほうが現実的です。

向いているのは、対応機種一覧に自分のプリンターがあって6色まとめて交換したい人です。

互換インク 型番が選べる8本自由選択セット

1つの商品ページの中で型番と色を選ぶ形式です。レビュー10,992件で平均4.55と、数と評価がそろっています。

良いところは、保証条件が具体的に書かれている点です。購入日から1年以内なら、到着時の破損やインク漏れに加えて、使用時の認識不良や正常に動作しない場合も交換または返金の対象とされています。互換インクで起きるトラブルの中心はICチップの認識なので、これは選ぶ理由になります。

気になるところは2つあります。発送はメール便のポスト投函で日時指定ができず、不在時の保管期間は1週間とされています。もう1つは、扱う型番の幅が広いぶん選択画面での取り違えが起きやすいことです。

向いているのは、家に2台プリンターがあって型番が違う人と、切れた色だけを補充したい人です。

LC11 ブラザー用 互換インクカートリッジ 6個自由選択

ブラザーのLC11に対応する互換インクです。lc11bk・lc11c・lc11m・lc11yの4色から6個を選ぶ形式で、977円前後になります。

良いところは、対応機種の一覧がはっきりしていることです。mfc-6890cn・mfc-j950dn/dwn・mfc-j850dn/dwn・mfc-j615n・dcp-j715n・dcp-j515n・dcp-165cを含む機種名が掲載されています。リサイクル品ではなくオリジナルの互換インクです。レビュー平均4.59は6商品の中で2番目に高い数字です。

気になるところは、残量検知についての記載が商品情報に見当たらないことです。同じ店舗のエプソン用商品には残量表示に対応する旨が書かれていますが、このLC11には書かれていません。残量表示を当てにしているなら、購入前に商品ページで確認してください。もう1つは本体側の年数で、ヘッドが弱っている個体ではインクを替えても品質が戻らないことがあります。

向いているのは、上記の一覧に自分のMFC系やDCP系の機種名がある人です。

IC4CL69 エプソン用 互換インク 4本自由選択

648円という価格が目を引きます。この6商品の中では最も安く、互換インクを試す入口として扱いやすい商品です。

良いところは、価格と保証のバランスです。ICBK69L・ICBK69・ICC69・ICM69・ICY69から4本を選べて、店舗は3年の安心保証を掲げています。対応機種はPX-045A・PX-046A・PX-047A・PX-105・PX-405A・PX-435A・PX-436A・PX-437A・PX-505F・PX-535F・PX-S505です。平日と土日祝の16時までの注文で当日発送とされている点も、切らしてから気づくインクでは効きます。

気になるところは、選べる本数が4本という点です。黒を2本にすると残りは3色のうち2色しか入らず、カラー印刷が多い家庭では1回の注文で足りません。レビュー平均4.46は6商品の中で最も低く、価格が安いぶん個体差への許容度が試されます。

向いているのは、PX系のプリンターで書類ばかり刷っていて、黒の消費が突出している人です。

BCI-381XL+380XL/6MP キヤノン用 互換インク 6個選択

この6商品で唯一、新しい世代の本体に対応します。価格も2,860円前後と最も高くなります。

良いところは、内容と対応機種が具体的に示されている点です。BCI-381XLBK・BCI-381XLC・BCI-381XLM・BCI-381XLY・BCI-381XLGY・BCI-380XLPGBKから6個を選べて、機種はPIXUS TS8130・TS8230・TS8330・TS8430とされています。グレーのBCI-381XLGYまで選べるため、モノクロ写真の階調にも回せます。店舗はプリンターとインクの両方を対象にする保証と、1年の安心保証を掲げています。レビュー平均4.79はこの6商品で最も高い数字です。

気になるところは価格です。6本で2,860円は、他の5商品の2倍から4倍にあたります。差し引いて見るべきなのは、レビューで特典を選べる仕組みが商品ページに明記されている点です。4.79という数字には、この仕組みの影響が含まれる可能性があります。送料の条件も別に設定されているため、合計金額は商品ページで確認してください。

向いているのは、PIXUS TS8130・TS8230・TS8330・TS8430で写真も刷る人です。

インクカートリッジ福袋 2222円 中身が選べるインク福袋

買い方そのものが他の5商品と違います。2,222円の枠内で、掲載型番から中身を選ぶ福袋形式です。

良いところは、価格が先に決まっている点です。1,111円・2,222円・3,333円の3段階が用意され、いずれも送料無料とされています。選べる型番にはITH・KUI・KAM・MUG・MED・SAT・IC80・IC70・IC50・BCI-381 380・LC-211が含まれ、エプソン・キヤノン・ブラザーの3社にまたがります。

気になるところは、レビュー平均4.38がこの6商品の中で最も低いことです。福袋という形式上、届く構成は注文時の選択と在庫に左右されます。自分の型番が掲載リストになければ選ぶ意味がなくなります。単品で買う場合より安いかどうかは型番の相場で変わります。手持ちの単品価格を確認してから枠の金額と比べてください。

向いているのは、掲載リストに自分の型番があって、まとめ買いしたい人です。

使い方別のおすすめ

ここまでの内容を機種と印刷内容ごとに整理します。

EP-703AやPM-A840のようなIC50世代の複合機なら、IC6CL50の6色セットです。

プリンターが2台あって型番が違うなら、8本自由選択のセットです。認識不良を1年の保証範囲に含めている点が効きます。

ブラザーのMFC系やDCP系で対応一覧に機種名があるなら、LC11の6個自由選択です。

PX系で書類ばかり刷っていて黒の減りが早いなら、IC4CL69の4本自由選択です。648円は1回目として無理がありません。

PIXUS TS8130・TS8230・TS8330・TS8430で写真も刷るなら、BCI-381XL+380XLの6個選択です。

型番がばらばらでまとめて補充したいなら、インク福袋です。掲載リストに自分の型番があることが前提になります。

互換インクは、印刷内容で線を引いて使う

年賀状の夜に7,000円を払って以来、私は印刷物を2つに分けて考えるようになりました。色を管理したい写真は純正で刷り、色が多少ずれても困らない書類は互換インクで刷る。この線引きをしてから、インク代の総額は目に見えて下がりました。

ただし、切り替えるなら受け入れる条件があります。本体メーカーの保証が及ばない範囲が生まれること、目詰まりに対して純正より慎重な運用が要ること、色が純正と同じにはならないこと、ファームウェアの更新でICチップの認識が変わる可能性があること。この4点を理解した上でなら、互換インクは合理的な選択肢だと私は考えています。安さだけで選ぶと、修理費で取り返される場面が出てきます。

そして互換インクで最も多い失敗は、品質ではなく型番の取り違えです。注文ボタンを押す前に、本体の機種名と対応機種一覧を照合してください。この記事の6商品は、いずれも楽天市場でレビューが集まっているものから選びました。価格と在庫と選べる構成は変動するため、購入前に各商品ページで最新の情報を確認してください。

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