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「水づくり」と書かれた商品が何種類もあって、最初は違いが分かりませんでした。
カルキ抜きとバクテリア剤は、やっていることが別です。 ここを混同すると、片方しかやっていないのに「両方やった」つもりになります。
2つは役割が違います
分けて書きます。
カルキ抜き — 水道水の塩素を中和します。入れた瞬間に効きます。
バクテリア剤 — ろ過を担う細菌を足します。すぐには効きません。 住み着いて増えるまで時間がかかります。
つまり、カルキ抜きは「引く」作業、バクテリアは「育てる」作業です。片方は即効、もう片方は日数が要ります。
カルキ抜きは初日から要ります
水道水の塩素は、人には問題のない濃度ですが、魚のエラには刺激になります。
どちらも塩素の中和に加えて、粘膜の保護成分が入っているタイプです。
足し水のたびに使う消耗品なので、切らさないようにしておいてください。夏は蒸発が速く、思ったより減ります。
バクテリアは「場所」と「時間」で増えます
ここが本題です。
バクテリア剤を入れれば水ができる、というものではありません。細菌が住み着く場所と、増えるための時間が要ります。
住み着く場所になるのが、底床とろ材です。
表面に細かい穴が空いているものほど、住める面積が増えます。 つるつるした石より、多孔質の材のほうが向いているのはこのためです。
そのうえで、立ち上げを早めたいときに使うのがバクテリア剤です。
あくまで「早める」ものです。 入れた翌日に完成するわけではありません。
水が濁るのは、たいてい順番の問題です
立ち上げ直後に白く濁ることがあります。
原因の多くは、ろ過が仕上がる前に、負荷をかけていることです。魚を入れるのが早い、餌が多い、そのどちらかです。
対処は3つです。
- 餌を減らす。 食べ残しが原因なら、これで止まります
- 水換えをしすぎない。 全部替えると、育ったバクテリアも流れます
- 待つ。 数日から2週間で落ち着くことが多いです
2番は直感に反しますが、大事です。 濁ったから全部替える、を繰り返すと、いつまでも立ち上がりません。
足し水と水換えは別のもの
これも混同されやすい点です。
足し水 — 蒸発して減った分を補う。水質はほとんど変わりません
水換え — 汚れた水を抜いて新しい水を入れる。水質が動きます
夏の屋外では、蒸発で毎日のように減ります。このとき必要なのは足し水であって、水換えではありません。
減った分を足すだけなら、水質への影響は小さいです。カルキを抜いた水を使うことだけ守ってください。
立ち上げの手順
まとめると、この順番になります。
- 容器に底床とろ材を入れる
- カルキを抜いた水を張る
- エアレーションをかけて数日から1週間置く
- バクテリア剤を使うなら、この段階で入れる
- 魚を少なめに入れる
- 最初の数日は餌を控えめに
3番を飛ばさないでください。 ここを飛ばした分は、あとから濁りとして返ってきます。
そろえるものはメダカ飼育の始め方に、エアーポンプの選び方は静かさで選ぶにまとめています。
まとめ
3点です。
- カルキ抜きは即効、バクテリアは時間がかかる。 別の作業として扱う
- バクテリアには住む場所が要る。 多孔質の底床とろ材がその役目
- 濁ったときに全部水換えしない。 育ったものまで流れる
水づくりでいちばん効くのは、待つことです。 買い足すより先に、日数をかけてください。
商品の価格と在庫は変わります。購入前に、必ず最新の情報をご確認ください。


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