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この記事でわかること
- ARグラスでできること・できないこと(撮る用AIグラスとの違い)
- XREAL 1S・One Pro・VITURE Lumaの比較と、当直・休憩用途での最適解
- 近視・メガネ常用の人の選び方
- iPhone・Androidの接続と、当直室で使うときの注意点
「診療の合間の15分、当直の待機時間、寝る前の30分。スマホの小さな画面で動画を観るのに飽きた」。そんな方に向いているのが、メガネ型ディスプレイのARグラスです。
スマホやPCにケーブル1本で繋ぐと、目の前に大画面が浮かびます。ベッドで仰向けのまま、医局のソファで、新幹線や飛行機で、周囲に画面を見せずに観られるのが最大の利点です。
カメラやAIを載せた「撮る用」のAIグラス(Ray-Ban Metaのような製品)とはまったく別のジャンルで、こちらは製品として成熟しているため「今買っても後悔しにくい」のが特徴です。撮る用については医師にAIグラスは必要?で書きました。
この記事では、2026年10月19日時点で日本のAmazonで買える主要モデルを比較し、医師の「ベッド・診療の合間・休憩時間」という使い方に最適な1本を選びます。
私が最初にARグラスを使ったのは、当直の待機時間でした。それまでは当直室でスマホを顔の上に掲げて動画を観て、腕が疲れて落とす、を繰り返していました。ARグラスに変えてからは、仰向けのまま目の前に大画面が出るので、腕を使う必要がありません。「寝ながら観る」は、ほぼこの製品のためにある言葉だと思います。
ARグラスで何ができて、何ができないか
できること
- スマホ・PC・ゲーム機の画面を、目の前の大画面として表示
- Netflix・YouTube・Amazonプライムのように、スマホで観られるものはそのまま観られる
- 仰向けでも画面が顔についてくるので、寝ながら視聴に向く
- 周囲の人に画面が見えない
できないこと
- 単体では動作しない(スマホやPCが必要)
- 写真や動画の撮影(カメラは基本的に非搭載)
- 外を歩きながらの日常使い(見た目は厚めのサングラスで、室内・移動中向け)
つまり「観る専用の携帯モニター」と考えると実態に近いです。
主要モデル比較(2026年10月19日時点)
価格はAmazon.co.jpの税込表示です。セール価格はプライム感謝祭(10月19日23:59まで)の期間中のもので、終了後は変わります。
| モデル | 通常価格 | セール価格 | 視野角 | 解像度(片目) | 視度調整 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|---|
| XREAL 1S | 67,980円 | 61,180円 | 52° | 1920×1200 | 別売インサート | 迷ったらこれ |
| XREAL One Pro | 84,980円 | 76,480円 | 57° | 1920×1080 | 別売インサート | 視野角が最も広い |
| VITURE Luma | 64,880円 | 50,880円 | 50° | 1920×1200 | 本体で近視-6.0Dまで | 裸眼で使える |
| XREAL xbx a01+ | 43,980円 | — | — | — | — | 入門価格 |
医師の「ベッド・診療の合間・休憩時間」ならXREAL 1Sです
結論として、この使い方ならXREAL 1Sを推します。理由は3つです。
1. 価格と機能のバランスが現時点で最良
画質・単体3DoF・調光が揃って、通常価格で6万円台です。セール中なら6万円をわずかに超える程度まで下がります。
2. 単体3DoFで、寝ながらでも画面が安定する
3DoFとは「頭を動かしても画面が空間に固定される」機能です。これがないと、寝返りや姿勢の変化で画面が追いかけてきて酔いやすくなります。1Sは外付け機器なしでこれができます。
3. 動画視聴には縦解像度1200が有利
上位のOne Pro(84,980円)は視野角57°と広いですが、解像度は1920×1080です。1Sは1920×1200で縦に少し広く、動画視聴という用途では、通常価格で17,000円、セール価格で15,300円の差額分の違いを感じにくいです。
画面サイズは「数メートル先に大型テレビがある」感覚で、映画1本を観ても目の疲れはスマホより軽く感じました。寝返りを打っても画面が空間に固定されているので、酔いは私にはありませんでした(個人差はあると思います)。当直室で使う場合は、本体スピーカーの音漏れが気になるのでイヤホンを併用しています。呼び出しがあればすぐ外せる軽さも、医師の使い方には合っていました。
近視でメガネ常用ならVITURE Lumaも候補です
XREALは度付きインサートレンズが別売りです。対応する機種と価格は、購入前にメーカーの案内で確かめてください。コンタクト派なら問題ありませんが、裸眼視力が低くメガネを常用している方には、本体で視度を調整できるVITURE Luma(通常64,880円、2026年10月19日時点のセールで50,880円)のほうが手間がありません。
- VITURE Luma:-6.0Dまでの近視を本体で調整できる(Amazonの商品説明による)。それを超える場合は別売りのフレームで度付きレンズを作る形になります
「寝る直前にメガネを外してそのまま装着したい」という使い方なら、VITUREの本体調整は地味に効きます。
接続まわりの注意点
- iPhone:USB-C端子のiPhone 15以降ならケーブル1本で映ります(XREALの商品説明では、iPhone 16eのようなeシリーズは対象外です)。Lightning端子のiPhone 14以前はケーブル1本では映らないので、対応する変換機器をメーカーの案内で確かめてください
- Android:DisplayPort Alt Mode対応機種ならケーブル1本。非対応機種は中継機器が必要です
- PC・iPad:USB-C(映像出力対応)なら接続できます
- 音声:本体スピーカーがありますが、当直室や医局では音漏れに注意。イヤホン併用が無難です
Netflix・YouTube・Amazonプライムはスマホの画面をそのまま映すので、特別な設定は要りません。
当直・オンコール中に使うときの注意
医療関係者ならではの注意点を3つ挙げておきます。
- 呼び出しを塞がない:イヤホン併用時は片耳にし、PHSや院内スマホの着信音量を上げておいて、呼び出しが届く状態を保ってください
- すぐ外せる状態で使う:ケーブル1本なので、立ち上がればそのまま外れます。ケーブルを体の下に巻き込まない姿勢で使うと、呼ばれた瞬間に動けます
- 調光は「透過」側に:当直室では周囲が見える透過状態にしておくと、ドアの開閉や人の出入りに気づけます
「休んでいるが即応できる」状態を崩さないことが、当直中にエンタメ機器を使う最低条件です。
法人で買う場合の考え方
正直に言うと、「観る用」ARグラスは私的な休憩・エンタメ用途が中心です。発信や事業で使う実態がなければ、法人経費として説明するのは難しいと考えてください。
PCの外部モニターとして業務で使う、出張中の資料確認に使う、といった実態があれば話は別ですが、その場合も使用記録を残しておくのが前提です。撮る用のAIグラスや3Dプリンターとは、ここが決定的に違います。
※私は税理士ではありません。最終的な処理は顧問税理士にご確認ください。
買い時
ARグラスは製品として成熟しているので、「次のモデルを待つ」必要性は高くありません。むしろセールの有無が価格に直結します。
2026年10月19日時点、Amazonのプライム感謝祭(同日23:59まで)では、XREAL 1Sが61,180円、One Proが76,480円、VITURE Lumaが50,880円になっています。セール中であれば、そのタイミングで押さえるのが合理的です。
まとめ
- ARグラスは「観る専用の携帯モニター」で、撮る用AIグラスとは別ジャンルです
- ベッド・診療の合間・休憩時間ならXREAL 1S(通常67,980円)が最適解です
- 近視でメガネ常用ならVITURE Luma(通常64,880円)も候補です
- iPhoneはUSB-C機かどうかで接続の手間が変わります
- 私的用途が中心なので、法人経費としては慎重に考えてください
当直や隙間時間を「収入」に変える方法を知りたい方は、医師の副業カテゴリーの記事もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. ARグラスとAIグラス(Ray-Ban Meta)はどう違いますか?
A. ARグラスは「観る」専用で、AIグラスは「撮る・話す」専用です。両方できる製品はまだ実用レベルではないので、目的で選び分けます。
Q. 近視ですが裸眼で使えますか?
A. VITURE Lumaは本体で視度を調整でき、-6.0Dまでの近視なら裸眼で使えます。XREALは別売りの度付きインサートレンズが必要です。コンタクト派なら気にしなくて構いません。
Q. 当直室で使っても大丈夫ですか?
A. 呼び出しが届く状態(音量・イヤホンの片耳使用)を保ち、すぐ外せる姿勢で使えば問題ありません。周囲が見える透過状態にしておくのも有効です。
Q. 目は疲れませんか?
A. 画面が数メートル先にあるように見える設計なので、スマホを至近距離で見るより楽だと感じる人が多いです。ただし長時間の連続使用は避け、休憩を挟んでください。


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