※PR 本記事にはAmazonアソシエイトによる商品リンクが含まれます。
この記事でわかること
- 2026年10月時点のMac現行ラインナップと価格
- 医師の用途(発信・AI活用・当直・学会・院内)別の最適解
- メモリとストレージの「後悔しない」選び方
- 法人で買うときの経費処理(10万円未満/10万〜40万円未満/40万円以上)
- 今すぐ買ってよいモデルと、少し様子を見たいモデル
「Macを買おうと思うけれど、Mac miniとMacBookのどちらにするか」「AirとProの差は自分に必要なのか」。医師の皆さんからよく受ける相談です。
結論から言うと、自宅やクリニックの机に据え置くならMac mini、持ち出すならMacBook Air。MacBook Proが必要な医師は少数派です。そして2026年は入門モデルの「MacBook Neo」が加わったことで、選び方が去年までと変わりました。
この記事では、現行の全モデルを医師の用途別に整理し、法人で買う場合の経費処理まで解説します。
私は発信と教材づくり、そしてAI(Claude Code)での自動化のほぼすべてをMacでやっています。当直や移動の多い時期にMacBook一台で全部こなそうとして「画面が小さい、熱い、バッテリーが減る」と不満を溜め、据え置きをMac miniに分けてから作業の質が変わりました。どのモデルにするかより「据え置きと持ち出しを分けるか」のほうが、実は大きな判断でした。
2026年10月時点のMac現行ラインナップ
価格はApple公式オンラインストアの税込の開始価格です(2026年10月19日時点)。MacBook NeoやMacBook Pro、MacBook Airは発売時の発表価格から値上がりしているので、古い記事の価格をそのまま信じないでください。
| モデル | チップ | 開始価格(税込) | 重さ | 発売 |
|---|---|---|---|---|
| MacBook Neo 13インチ | A18 Pro | 119,800円〜 | 1.23kg | 2026年3月 |
| MacBook Air 13インチ | M5 | 224,800円〜 | 1.23kg | 2026年3月 |
| MacBook Air 15インチ | M5 | 264,800円〜 | 1.51kg | 2026年3月 |
| MacBook Pro 14インチ | M5 | 339,800円〜 | 1.55kg | 2025年10月 |
| MacBook Pro 14インチ | M5 Pro / M5 Max | 429,800円〜 | 1.60〜1.62kg | 2026年3月 |
| MacBook Pro 16インチ | M5 Pro / M5 Max | 519,800円〜 | 2.14〜2.15kg | 2026年3月 |
| Mac mini | M6 | 149,800円〜 | 0.67kg | 2026年9月22日 |
| Mac mini | M5 Pro | 299,800円〜 | 0.73kg | 2026年9月22日 |
ポイントは2つです。
- Mac miniだけがM6世代です(2026年9月発売)。MacBook AirはM5で、しかも開始価格はMac mini M6より75,000円高くなります。据え置きで使うなら、性能と価格の両方でMac miniが有利です。
- MacBook Neoの登場で「とにかく安くMacが欲しい」層の答えがAirからNeoに移りました。ただしチップはiPhone系のA18 Proで、メモリは8GBから変更できません。用途を選びます。
医師の用途別・最適解
自宅・事業所に据え置いて発信・AI活用 → Mac mini(M6)
X・YouTube・noteの制作、Claude Codeでの自動化、ブログ運営、確定申告の作業。これらは「机に座ってやる仕事」なので、持ち運ぶ理由がありません。
Mac mini M6は149,800円から。ディスプレイ・キーボード・マウスは手持ちのものを使えます。MacBook Air 13インチとの差額は75,000円あり、その範囲でモニターを揃えれば、1世代新しいチップと大きな画面環境が手に入ります。
Claude Codeで記事生成やX投稿の自動化を回していると、ターミナル・ブラウザ・エディタを同時に開くので、ノートの13インチでは作業効率が落ちます。Mac mini+27インチ外部モニターにしてから、並列で走らせる作業が目に見えて増えました。
当直・移動・学会・カフェ → MacBook Air 13インチ
持ち出し用の答えはAir 13インチで変わりません。重さは1.23kgで、バッテリーはApple公表値で最大18時間のビデオ再生です。論文を読む、スライドを作る、オンライン診療に入る、この程度ならM5の性能には余裕があります。
15インチは1.51kgで、画面が広い分、鞄での存在感が増します。「移動が多いなら13、自宅でも使うなら15」が目安です。
動画編集・画像生成・ローカルAI → MacBook Pro 14 / Mac mini M5 Pro
YouTubeの長尺動画を4Kで編集する、AI動画や画像生成をローカルで回す、ローカルLLMを動かす。ここまでやる医師は少数ですが、該当するならPro系です。
持ち出すならMacBook Pro 14インチ(M5 Proは429,800円〜)、据え置きならMac mini M5 Pro(299,800円〜)。同じM5 Proで13万円の差があるので、据え置きで済むならMac miniのほうがコスト効率は大きく上回ります。
家族用・子供用・ブラウザ中心 → MacBook Neo
119,800円でMacが買えるのは魅力ですが、チップはiPhone系のA18 Pro、メモリは8GBです。ブラウザ・Office・動画視聴・学習用途なら十分で、ご家族やお子さんのPC、あるいは「Macを試してみたい」入門機には向きます。発信や開発の主力機には、Air以上をおすすめします。
院内の電子カルテ・受付用
電子カルテやレセコンはWindows専用のものが多く、先に対応OSを確認してください。Macで運用できるクラウド型カルテなら、Mac miniは省スペースで静かなので受付や診察室の据え置きには向いています。
メモリとストレージの「後悔しない」選び方
Macは後からメモリもストレージも増設できません。ここで迷ったら、少し上を選ぶのが結果的に安く済みます。
| 用途 | メモリ | ストレージ |
|---|---|---|
| ブラウザ・Office・論文・スライド | 16GB | 256〜512GB |
| 発信・Claude Code・軽い動画編集 | 24GB | 512GB〜1TB |
| 4K動画編集・AI画像生成・ローカルLLM | 32GB以上 | 1TB以上 |
とくにAIツールを使う前提なら、メモリ16GBは最低ライン、24GBが安心です。ブラウザのタブ、AIクライアント、エディタ、動画を同時に開くと16GBは普通に使い切ります。Mac mini M6とMacBook Airは16GBが標準で、24GBと32GBを選べます。8GBで固定のMacBook Neoを主力機にしないほうがよいのは、このためです。
ストレージは外付けSSDで補えますが、メモリは補えません。予算を振るならメモリ優先です。
法人で買う場合の経費処理
Macは3Dプリンターと違って10万円を超えることがほとんどなので、経費処理の考え方が一段変わります。同じ日に公開した3Dプリンターを法人で買う記事では10万円未満の消耗品費が中心でしたが、Macでは次の特例が主役になります。
10万円以上40万円未満 → 少額減価償却資産の特例で即時償却
令和8年度税制改正で、青色申告をしている中小企業者や個人事業主が使える少額減価償却資産の特例は、取得価額の上限が30万円未満から40万円未満に引き上げられ、適用期限は令和11年3月31日まで延長されました。年間合計300万円が上限です。令和8年4月1日以後に取得した資産が対象です。
つまり、Mac mini(M6・M5 Proとも)、MacBook Air(13インチ・15インチ)、MacBook Pro 14インチのM5モデル(339,800円〜)は、標準構成なら買った事業年度に全額損金にできます。これまで30万円未満で切られていたPro 14インチのM5モデルも、40万円に広がったことで射程に入りました。
40万円未満かどうかは、法人の消費税の経理方式で判定します。税抜経理なら税抜の価額、税込経理なら税込の価額で見ます。たとえば税込429,800円のMacBook Pro 14インチ(M5 Pro)は、税込経理なら40万円以上ですが、税抜経理なら税抜390,727円で40万円未満になります。免税事業者の法人は税込で判定します。
40万円以上 → 通常の減価償却(耐用年数4年)
M5 Max構成や16インチ(519,800円〜)のように40万円以上になると、通常の減価償却になります。パソコン(サーバー用を除く)の法定耐用年数は4年なので、4年に分けて損金にする形です。一括で落としたいなら、構成を40万円未満に収めるのが現実的な選択です。
10万円未満 → 消耗品費
整備済製品や中古で10万円未満なら消耗品費で一括です。ただし現行のMacは新品の開始価格がすべて10万円を超えるので、該当は限定的です。
事業との関連性は、やはり最重要
発信・教材・コンサルの道具として使っている実態(制作物、作業記録)があれば説明は容易です。私用と兼ねる場合は家事按分の論点が出ます。勤務医の給与所得ではこの特例は使えず、対象は法人か、青色申告の事業所得がある個人です。
※私は税理士ではありません。最終的な処理は顧問税理士にご確認ください。
買い時:Mac miniは今、MacBook Proは急がない
- Mac mini M6:2026年9月22日に発売されたばかりで、買ってすぐ型落ちになる心配が小さい時期です。
- MacBook Air M5:2026年3月発売で安定期です。2026年10月19日時点では、プライム感謝祭の最終日でもAmazonの価格はApple公式と同じ224,800円でした。値引きを待つより、必要なときに買ってよいモデルです。
- MacBook Pro:有機EL・タッチ対応の新型MacBook Proが開発中という噂があります。Appleは発表しておらず、時期も報道によって割れています。いま困っていないなら、急いで買う理由はありません。
- MacBook Neo:価格が主戦場のモデルなので、セールの有無で決めて問題ありません。
Amazonで探す
- Mac mini M6 をAmazonで探す
- MacBook Air M5 13インチ をAmazonで探す
- MacBook Pro 14インチ M5 をAmazonで探す
- MacBook Neo をAmazonで探す
Macで撮影した素材を編集するところまで考えている方は、医師にAIグラスは必要かを比較した記事もあわせてどうぞ。撮る道具と編集する道具は、セットで考えると無駄が出ません。
まとめ:医師の「正解」は据え置きMac mini+持ち出しAirの2台構成
- 据え置きで発信・AI活用 → Mac mini M6(149,800円〜)。最新チップで、Air 13インチより75,000円安い
- 持ち出し → MacBook Air 13インチ(224,800円〜・1.23kg)。当直・移動・学会はこれで足りる
- Proが必要なのは4K動画編集・AI生成・ローカルLLMをやる人だけ。据え置きで済むならMac mini M5 Pro
- メモリは16GB最低、AI活用なら24GB。8GB固定のNeoは主力機にしない
- 法人なら40万円未満で今期全額損金。判定は消費税の経理方式で変わる
最初の1台を選ぶなら、「持ち出しが週に何回あるか」で決めてください。週1回未満ならMac mini、それ以上ならAirです。
Macを法人で買う前に、そもそも副業を法人化すべきかを数字で確認したい方は、副業法人化シミュレーターで損益分岐を試算してみてください。
よくある質問
Q. Mac miniにはディスプレイやキーボードが付いていますか?
A. 付いていません。本体のみです。手持ちのモニターやキーボードがあればそのまま使えます。MacBook Air 13インチとの差額は75,000円あるので、その範囲で周辺機器を揃えられるかで判断すると決めやすくなります。
Q. MacBook NeoとAirの違いは?
A. チップとメモリが違います。NeoはiPhone系のA18 Proでメモリ8GB、AirはM5でメモリ16GBからです。ブラウザ・Office・動画視聴ならNeoで十分ですが、発信や開発、複数アプリの同時使用はAir以上をおすすめします。
Q. 電子カルテはMacで動きますか?
A. 製品によります。Windows専用のものも多いので、導入前に対応OSをベンダーに確認してください。クラウド型はブラウザで動くものが増えています。
Q. 医療法人で買っても経費になりますか?
A. 院内業務で使う実態があれば備品として処理できます。発信や副業で使うなら、医療法人ではなくMS法人や副業法人で買うほうが整理しやすくなります。
Q. 整備済製品は買いですか?
A. Apple認定整備済製品は、ひとつ前の世代が新品より安く出ることがあり、Appleの保証も付くので合理的な選択です。ただしメモリは16GB以上の構成を選んでください。


コメント